-First:Common every day-

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どんなに盛り上がっていた話題も、何もアクションがなければ他のHOTな話題に興味が移るのは当然である。 あんなに騒がれていたS.E.A.も、あれから何も進展がなかったため、今ではネット上で時折憶測が散見出来るくらいという程度まで沈静化していた。 配信次の日は盛り上がっていたクラスも、1ヶ月経った今では、アイドルのスキャンダルや新作ゲームなどの話題へと移り変わっていた。 級友とジャニーズの話で盛り上がり、授業で暇を持て余し、今日も青春を謳歌した深音は、家に帰り着くとすぐさまパソコンを点ける。 そして、プログラミングソフトを起動し、今作っているプログラムの総仕上げに入った。 高速でキーボードを叩き、あっという間にプログラムを書き上げて行く。 何も不具合がないか目視で丁寧に確認し、実際に実行しバグがないことも実証した。 そして、全ての確認が終わると、パソコンに接続してあったスマホの中にそのプログラムを入れる。 接続を解除し、スマホ上でも起動することを確認すると、深音はパソコンの電源を切った。 「さて、と」 深音は現在時刻を確認するために視線を上げる。 部屋の電波時計が正確に指し示す時刻は午後4時40分。
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