-First:Common every day-

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「無差別に1000万人に配信。現在起動及び削除出来たものはおらず。携帯会社によると害は無く放置で大丈夫。……怪しい」 更にスクロールすると、ある言葉が目に飛び込んできた。 「『間もなく世界は崩壊する』……か。ID残る設定の板なのにID無し。何かありそうだ」 深音はデスクトップに戻ると、たくさん並んだアイコンのうちの一つをクリックし、アプリケーションを作動させる。 そして、その板に戻りURLをコピーするとそのアプリのテキストボックスに突っ込んだ。 あっという間にコメントの解析が行われ、膨大な情報が表示される。 だが、そのコメントだけは『Can’t Connecting』と表示され、何も情報が表示されなかった。 「随分強力なアクセスブロックだな……。相手はこの手の専門か」 先程使ったのは、深音お手製のハッキングツールである。 普通のウイルス対策ソフトくらい簡単にすり抜けるとんでもプログラムだ。 だから、それが通らなかったから相手の方が技術が上、ということなのである。 「時間かければイケなくもないかもしれないけど……。下手に嗅ぎつけられても面倒か。先ほどのアタックもあちらさんは既に気づいているだろうしね」 すぐさま別のアプリを起動し、パソコンの状態チェック及び特別防御のプログラムを起動する。 あっという間にチェックが終了し、異常が無いことを示すウインドウが表示され、防御プログラムが作動を開始した。
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