序章…始まりの出会い…

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何とかすがりつく布団を引き離し… (俺が起きたくなかっただけとも言う) とりあえずリビングに行った。 キッチンでは三人分の味噌汁をお椀に注ぐ男の姿。 ちなみに俺に兄はいない、いるのは親父と母さんだけ 隼人 「おはよ、母さん」 母 「相変わらず朝が弱いな隼人、すぐに準備するから座って待ってて」 そうキッチンに立つこの男こそ俺の母親だ。 母さんも勿論何でも屋で担当分野は家事全般、いわゆる主夫という奴だ 母 「そういえば隼人に依頼が来てたよ、依頼主は村長さんでいつものが調子悪いんだってさ」 隼人 「またかよ…分かった、食ったら行く」 ちなみに俺は修理担当、多少は戦闘出来るけど手先が器用なんでもっぱら修理ばっかりしてる。 ちなみに母さんは正真正銘俺の母さんだし親父も正真正銘俺の親父 二人とも血が繋がってる、つまり男だけど母さんは腹を痛めて俺を産んだ。 この国では男が子供を産むのは珍しくない、けど女が産むのに比べたら流石に少ない。 しかも男が産む子供はほとんど男の子、女の子を産んだ前例がないそうだ。 なぜ男の子しか産まれないのか、なぜ男でも妊娠出来るのかは未だに分かっていないけど生命の神秘って奴だろう。 ちなみに男夫婦から産まれたからといって絶対にいじめ等はない、理由は王族が男夫婦だからだ。 王族としては絶対に跡継ぎが欲しいから、あんまり女の子が産まれて欲しくない だから男夫婦となり男の子を産む確率を高くしているのだ。 つまり男夫婦の子をいじめるという事は王族を批判するのと一緒になる為絶対にあり得ないのだ。
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