そして、2年後…

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初めて降りた駅を出て僕は辺りを見渡した 僕「え~っと…?」 肩から提げていた鞄から手紙を取り出し 何度も読んだ内容をもう一度確認する 「駅にお迎えがいるからその人達と一緒においでませ~♪           by優笑」 僕「お迎え…って…誰なんだ?」 周りを軽く見回してみるがそれらしい人はいない 僕「それに達って…?」 複数形ってことは1人じゃないよな? そんなことを考えていると 隣の方から何やら大声がした ?「お迎えって何よ~!? 着いたのに誰もいないじゃない!」 驚いて振り向いた先に 明るい茶髪でショートカットの女の子がいた うるさいなぁ…あの娘 なんか怒ってるみたいだけど… そんなことを考えながらその娘を見ていると 彼女は僕の視線に気づいたらしく 僕の方を睨みつけながら近寄ってきた ?「何見てんのよあんた! あたしの顔に何かついてる!?」 なんか絡まれた… アレかな? 新種の不良さんなのかな? 僕「いえ、大きな声を出されていたので 驚いてしまっただけです 気分を害されたならすみません…」 とりあえず、このまま絡まれるのも面倒なので テキトーに謝って誤魔化すことにした ??「ふ~ん… なら、良いけど…」 そう言いながら離れて行く 上手くかわせたらしい… と、一安心していた僕は次の言葉に凍りついた ??「優笑さんもしっかりして欲しいわ… 大体、お迎え達って言うなら こっちが着く前に待ってなさいよ…」 …優笑さん…だと……? まさか、この娘も僕と同じなのか…? 確かによく見たらあの娘が手にしてるお洒落な封筒も 僕の所に送られてきたのとそっくりだ… それに「お迎え達」という言葉… ここまで被っていて全くの無関係なんて有り得ない! 僕「あの…?」 考えながら、僕はあの娘に話しかけていた… ??「今度は何よ!?」 刺々しい態度に萎縮しながらも 僕は勇気を振り絞って話し続ける 僕「もしかして…あなたも 季嶋 優笑さんのところに…?」 ??「な…何で知っているの!? もしかして…あなた…!?」 驚かせてしまったかな…? そう思い僕は言葉を続けた 僕「あ、僕も今日から…」 ??「あたしのストーカー!?」 なんでやねん…!?
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