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『今は店も暇な状態の為、席は死角のはず…』
そう思いどこの席か尋ねた。
「さっきと一緒の席にいますよ」
咄嗟にその方向を見ると、鬼のような形相でヘルプもおかまいなしのマナの姿があった。
『般若もびっくりやわ…、こりゃやばいっす…』
そう思い、美和の頭にポンポンと手をのせて席を外す事を伝える。
美和はふわふわと虚ろな目をして、
「了解した!!」
と敬礼をしている。
『ちょっと可愛いやん』
そう思いながらも内心焦っていた俺はマナの席へと向かう。
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