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自分自身酔っていた為、美和との距離は物凄く近かった。
尚も楽しそうにドンチャンしていたので、マナがさっきよりも怒っているのは一目瞭然。
『来た時に教えてよ…』
ヒデに対してそう思いながら、マナにどう言い訳をするかを考える。
結局何も良い言い訳が思いつかず、マナの元に辿り着いた。
とりあえず横に座り、遅くなってごめんとだけ伝えてヘルプには席を外してもらった。
「…………。」
マナは言葉を発する事なく、目の前に置かれたビールを手に取り飲んでいる。
再びテーブルに置かれたビールには泡はなく、炭酸の気泡だけがプクプクと不規則に出ている。
「………めば?」
『ん?』
「どうした?」
「何か飲めば?」
『あぁ…そうゆう事ね、いただきます』
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