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この2人はマナの席にはよくヘルプでつくので問題ない。
そうしているうちに頼んだ3本のシャンパンが届き、ユウさんとケンが、
「いただいて良いですか?」
とマナに問う。
するとマナは意外な返答を返した。
「ビールでもなんでも好きなの飲みなよ?でもこのシャンパンはシュンが飲むから、手つけないでね★」
2人はシャンパンを飲んで俺の負担を減らしてくれるつもりだった為、苦笑いを浮かべながら一瞬俺の方に視線を向ける。
その後、何もなかったかのように2人はビールを頼みマナと乾杯をした。
この時思った。
『マナは徐々に痛客へと変貌している…』
痛客…、その名の通り、痛いお客さん。
簡単に言えば、お客さんという立場を最大限に利用し、無理難題を押し付ける迷惑なお客さんという事だ。
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