死のエクササイズ

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男の股間はすでに屹立していた。 「かわいい顔して なんてヤラシーんだ?  このビッチが」  男はケータイで撮影を続けながら 女の前にしゃがみこみ、  その尻や太腿を片手で撫で回すと、  スカートの中に頭を突っ込んだ。 「たまらん…」  興奮した息遣いで脚を舐め回しながら、  女の下着を膝の辺りまで引きずりおろした。 「感じたらどんどん声だしてよ…  そのほうが興奮するからさ」  ビチャビチャと男の舌遣いの音が聞こえる。  女はまったく反応なしだ。 「あそこ撮るからね、いいね」  男はケータイを女の股間に向けた。 「もっと脚ひらいて」  どこからか音楽が聞こえてくる。  それは-  ラジオ体操の曲。  その曲にあわせて、  女が微かにつぶやいた- 「…まずは…首の運動…」
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