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レイは落下しながら何かを召喚し、黒い大きな烏の背中に乗って助けに行ってしまった。残されたユリはただ呆然としていた。(私これからどうすればいいの!)「…おい」「はっ!はい!(ケンタウルスが喋ったー!)」「この度の主人の行動は誠に申し訳ない…」え、あっはい、」(メチャクチャ礼儀正しい!!)「主人の役目はこの街の住民を守ること…それと飼育です」「しっ、飼育?一体何を飼育しているんですか?」「それはまた後程…」結界の近くまで来ると大きな門が出てきてギョッと此方を見ていた。「ひっ!」「山岸ユリをつれて参りました。我々の主人は黒鋼レイ」すると扉が開いた。「この門は我々の基地の地下通路となっています。」「結構暗いですね…」先へと進むとレイと同じような服を着た男性がいた。見た目は三十から四十代ぐらいの歳に見えた。短髪の黒髪で眼鏡をしておりタバコを吸っていた。「おー、こっちだ!」ケルベロスは男性の指示に従って止まった。「ようこそ、山岸ユリさん。俺はクロス・アークだ、クロスって呼んでくれ!」男はニカッと笑顔で言った。「宜しくお願いします、クロスさん!」(良かった…怖い人じゃなくて)「ん?そういや~黒鋼はどうした?ケンタウルス」
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