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「こらこら、2人ともそこまで。仲良くお喋りしてる暇はないよ?もう、入学式始まったみたいだしね…。」
え、もうそんな時間?
「仲良くねーよっ。じゃなくて、うわっ、二年に上がって早々に遅刻かよ…。だれかさんのせいで…。」
なら、先に行けば良かったのに…。
ヤバい目がちゃんと開かない…。
立てない…。
「…春海ーおんぶしてぇー…」
うわっ、真琴から凄く殺気が伝わってくる…。
「もぅ、仕方ないなー。
はなちゃん、自分で背中に乗れる?フフッ」
わー、流石春海、優しいな…。
だれかさんと違って。
「春海、はなのこと甘やかすな。そんなんだから、はなが成長しねーんだろうが。」
春海は優しいだけだよ。
真琴と違って。
春海はお母さんみたいな。
じゃあ真琴はお父さん?え、やだ、自分で言って置いてだけどキモい(笑)
「はいはい、今はそれどころじゃないから、後できっちりお説教するよ。
はなちゃん、ちゃんと掴まっててね?」
「んー」
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