風紀委員長はバイトを始める。

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なん…だって……? 「おいっ…一体何の冗談だ?」 「冗談なんかじゃない。………これを見てみろ。」 目の前の男から手渡された校内新聞を震える手でひろげてみる。 目にうつったのは…… 『あの完全無欠の生徒会長は実は《ロリコン》だった!?』 と書かれた新聞の一面だった。 ******************************* 風紀委員の部屋である第3視聴覚室で俺は問題の【校内新聞】を握りしめていた。 あの後、 「新聞部からです。今日の校内新聞に対するお問い合わせが多かったためこの放送を流させていただきます。今日の新聞に書かれていた会長のことですが…………嘘です。あの記事は会長に個人的うらみを持つ新聞部副部長の独断で出されたもので……って…ちょ…副部長!?暴れるないでくださ…」 ブツッ(放送がいきなりきれる音) 「あー……新聞部部長だ。今日のことは悪かった。新聞部を代表して謝罪する。「ちょっと部長!!なんで部長が謝るんですか!?悪いのは副部長ですよ」…うるさい。「…すっ…すみませんでした。」………………まー…そのなんだ。この件に関しては確かにうちの部の副部長の仕業だが校内新聞として出したからにはうちの部の責任になる。そして、俺がこの部の代表であり、責任者だ。よって、生徒会長。あとで正式に謝罪にいく。……話は以上だ。」 という校内放送がはいったわけだが…………。 「新聞部部長もスゴイ人気だよね……。ってあの…
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