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「落ち着いた？」
「はい。」
「で、何でここにいるの？」
そう言ったとたんに男の子はうつむいた。言いたくないのかな？
「俺、魔盲だから捨てられたんです。」
「ふーん、で？」
「え？」
え？そんなに驚くところ？
それよりも
「君はどうしたい？」
「俺ですか？」
「そう、その親を復讐するもよし、新たな人生を謳歌するもよし。もう一度聞く。どうしたい？」
「俺は……………」
悩め悩め。
あたしには男の子の人生なんて関係ないことだし。復讐だったら手を貸すかもしれないけど。
あ、男の子のを助けるためとかじゃなくて、闇の力を得るためだよ。負の感情は闇の者にとっていい栄養なんだよね。
それがあれば食事しなくても生きて行けるから。
（闇の者としての自覚はあるのか。）
鬼畜なだけだと思うけど。
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