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「心葉、嘘はダメだよ?
………それに、みんなは俺が嘘つくような人だと思ってるの?」
コイツッ!!
周りを味方につけるとかありな訳?そうなったら僕圧倒的に不利じゃん。
僕の思った通り、成宮の言葉にみんなは味方をした。
「……確かに。成宮は嘘つかないよな。」
「嘘つくような人じゃないもんね…?」
賛同する人数がどんどん増えていく。
さっきまで僕を睨んでいた建川も成宮が嘘をついているとは思っておらず、不満げながらも頷いている。
その光景に僕は慌てて言った。
「嘘をつく、つかないじゃないでしょ!!
要は僕がコイツと付き合ってるっていうのが真実か、真実じゃないかでしょう。
本当に僕がコイツと付き合ってるって思ってるわけ?人気者のコイツと嫌われ者の僕が?」
僕は鼻で笑い、続けた。
「有り得ないね。お前ら今まで何を見てきたわけ?
バカなんだね?」
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