図書室の花

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「………懲りないなぁ…」 ---- 「~~♪」 僕が鼻歌を歌いながら図書室に向かっていた。 「都っ!」 「え?あっ!!」 振り返ると、そこには見知った顔がいた。 「都、来たのか?」 「うんっ!凱(カイ)に会いにっ」 「そうか」 凱は優しく微笑む。 刀城凱(トウジョウ)。 不良だけど、優しくてカッコいい。 周りには内緒の自慢の恋人だ。 「凱!僕ねっ」 「話は図書室入ってからだ。」 凱は苦笑いしながら僕の頭を撫でた。 「都、クラスで大丈夫か?」 「大丈夫だよ」 「なら良かった」 「あのねっ凱 僕今度剣道の大会に出られることになったんだっ!!」 「ホントか?」 「うんっ♪大会絶対見に来てよっ!!」
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