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「また図書室に行くのかい?」
「高瀬…」
「行っても意味ないんじゃないかい?」
高瀬が含み笑いで、僕に近付く。
「えっ?どういうこと?」
「だから今日行っても意味ないんだよ。」
「意味がないって?今日は図書室閉まってたっけ?」
「いいや、開いているよ?」
「え……っ?じゃあ何で?」
「……あの不良君昨日何者かに襲われて意識不明の重体だって」
高瀬が笑顔で……そう言った。
「なっ何の事?」
僕の声が震える。
「だからあの
--刀城凱--
っていう逢沢を…ミヤコをたぶらかしてたアイツだよ。」
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