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ーバタンッ
ドアの閉まる音がした瞬間、俺は会長の方を見た。
「………すみませんでした。」
頭を下げながら…
「出過ぎた真似をしてしまって…。」
そう言ったのは会長、もとい諏皇(スオウ)だ。
「………9時まで寝てる俺を見てて楽しかったのかよ、諏皇?」
若干キレ気味というか、キレているのが俺。
「……中々愛里様は睡眠を摂ろうとなさらないので。」
「ちょっとは摂ってるっての。」
俺は呆れながら、椅子に腰かけた。
「……申し訳ありません。」
「はぁ…ってかお前その間何してたんだよ?」
「愛里様の仕事のスケジュールを組んでおりました。」
「そりゃどーも。」
「それが勤めですから。」
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