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ま さ か
「昨日日本に帰ってきた。楽しみにしていたか?」
「「キャー!!帝様ぁーっ!!」」
何で…?
連絡なんて受けてない…
まさか…
おもむろに携帯を取り出して開く。
未読メール:1件
メールを開くと、帝からだった…
どうしよう…っ!!
絶対怒ってる…っ!!
取り合えず今会っちゃダメだっ!!
僕の体は怪我だらけだし、まだ少し熱っぽい。
もし帝に会ったら問い詰められる。
幸い今僕が抜けたって気にする人なんて1人もいない。体調不良って事で寮に引きこもろう。
そう考えた僕はそっと講堂から抜け出した。
帝が僕を見ていたなんて知らずに…
===============帝SIDE
今日帰るとメールを送ったのに返信が来ない。
どういう事だ?
アイツはいつも同じ時間に起きていた。
その時間に合わせて送ったはずだ。
「帝様。学園に着きました。」
「ん?あぁありがとう。」
「いえ。では、多以良様にもよろしくお伝えください。」
「分かった。」
まぁ良い。
中に入れば分かる事だ。
「お久し振りです。西園寺(サイオンジ)先輩。」
SIDEend
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