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帝が帰ってきて3日がたった。
やはりズル休みは良心が痛んで出来ず、毎日学校に来ている。
しかしまったくと言って良い程帝からの接触はない。気持ち的には複雑な気分だ。いや…連絡が欲しいという思いの方が強い。
飽きられたのかな…
そんなことは無いと信じていてもやっぱり考えてしまうもので…
「嫌われたかな…(ポツリ」
はぁ…マイナス思考に陥る自分に嫌気がさす。
あんな事言わなきゃ良かったかな…
あれからあのガキは近付いて来ない。
親衛隊には未だに呼び出されるけど、応じる気にならなくて学校が終わると逃げるように帰るようにしている。
「おい!!」
声をかけられ振り向くとそこには親衛隊がいた。
後ろには厳ついオニイサン達も居た。
最悪…
「呼び出し何回無視すれば気がすむわけっ!?平凡のくせに!」
「…すいませんでした。」
「分かったんならこっち来なよねっ!!」
「…はい」
僕はうんざりしながら着いていく。
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「呼び出しを無視するなんて信じらんないっ!!最近は付きまとってないみたいだから…と思ってたのにっ!!」
「…………。」
「何とか言いなよっ!!」
「………。」
「あぁもうっ!!ホンット腹立つっ!!やっちゃってよっ!!」
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