日常と非日常

説明という名の第一話

何？ 去年のお願いを聞きたい？ うーん、たしか。

三年生『行きたい大学への推薦』

二年生『身体能力の向上』

一年生『天文部の設立』

学園一位『ほっといてくれ』

だったような気がするな。
え？ おかしいのが混ざってる？ まぁいいんじゃね？
でもみんな普通過ぎるよな。三年生は切実すぎる。もっと他になかったのかな。
別に文句じゃないさ。
ただ三年で一位取ってるんだから願わなくても推薦なんか取れるんじゃね？ と思ったらな、なんかもったいないなって思っただけだよ。
余り気にしないでくれ。ただの独り言だ。

さて此処でお待ちかねの俺の自己紹介だ。
俺の名前は『郡山 幹也』どこにでもいない普通じゃない学生である。
高校二年生で一年の時に学年一位を取り、天文部を設立した。
頭は昔からいい方で、というか人より倍近くも暇だったために勉強しかしてなかったため、頭が良くなってしまっただけである。
そんでもって学園一位はなんと、この俺なのである。