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自分に妹がいたら良かったな。姉でも可。
そんなことを考えながら俺の通う最上学園へと足を運んでいる。
自分の家は学園まで十五分もかからない所に位置する。
結構、良いポジションだと思う。
あ、別にいらないかも妹も姉も。
学園に着き、校門を潜り、下駄箱に自分の靴を入れ、代わりに上履きを出し、それを履いた。
自分のクラスはⅡのCである。自分がAじゃないということはクラス分けに成績は余り関係ないらしい。
自分の席に座り、先生を待つ。
その間に読みかけの小説を読む。
小説は好きである。理由は暇をつぶせるから。
10ページほど進んだあたりで担任の先生が来た。
先生に注意される前に呼んでいた小説を鞄の中にしまう。
そしていつも通りのHRが始まる。
担任の先生は女性で一般女性より背が少し小さいくらいの普通の先生である。
優しい顔つきに女性らしいラインの整った体。
そしてHRが終わりいつも通りの一日が始まる。
たぶん、先ほど説明したと思うが学園一位の願いで俺は『ほっといてくれ』と願った。
それは先生だけでなく、生徒にも効果はあり、俺に話しをかけるやつは誰一人いない。
だがたまーに酔狂なやつがいて話かけてくるやつがいる。
ほら今日がその日らしい。
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