部活という名の第二話

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「それで話しはなんだ? 俺に告白でもしにきたのか?」 からかうのを続行した。 早く帰って欲しいからで俺なりの正当防衛である。 「それはないよ。話しはね今年君は願いを何にするのかなって思って。聞きにきてしまった、ただの好奇心だよ!」 ふふ、と笑う姿はどこかにいそうな優男だった。 あ、ここにいたか。 「願いね。つってもまだ一位取ってないし分からないな」 「いやー君なら今年も一位取れるよ」 「二年の教室でそれを言わないでくれ。みんなの目が痛いから」 なにを考えてるんだこいつ。 「はは、ごめんね。それじゃもしでいいよ。もし取れたら願いはどうするの?」 なんでこんなに聞きたいんだよ。 めんどうくさいので適当に答えた。 「君の単位オール1なんていいんじゃない?」 「や、やめてくれよ。それじゃ大学いけないじゃないか」 冗談でも堪えるらしく冷や汗をかいている。 「そういう道長太郎は願いはどうするんだ? まずは自分のから教えるのが普通じゃない?」 そういうと少し考えて、 「部費をアップしてもらうかな。俺、科学部に入っていてね。結構部費が低くて困ってるんだよ。」 「去年の三年みたいに大学への推薦じゃなくていいのか?」 「いいよ。今の学力より少し下を狙うからね。」 「ふーん、そんなもんか」 適当に受け流しながら願いを考えた。
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