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「持って来たぞ」
テーブルにトンと音を小さく立て置く。
「ありがと、護ちゃんの歌終わっちゃったよ」
「……ほら」
藍香がテレビに向かって指差す。
「やっぱり可愛いな護ちゃん」
「あぁ」
『所で今歌ってもらった曲、由来があるって聴いたけど本当?』
『は、はい、中学時代に優しい曲て言ってくれた人がいて、その人の顔を見て安らぎて付けました』
『じゃ、その子とは今どうなってるの?』
『えっと、名前も何も聞かないで別れちってだから、この番組見てくれてたら良いなって』
『最後それは、男の子、女の子』
『男の子……です』
『その子に一言』
『え、ぁ……あの時、立ち止まってくれて……本当にありがと、今でも私のこと応援してますか?
私に勇気をくれたファン一号さん』
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