悪夢

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 時は過ぎ週末。  土は学校休みなのも手伝って、桜林にはいかなかった。  眞は学校では帰宅部。  かといって塾通いしているわけでもない。  夜。 (運転手さんに会えないなぁ)  眞は自分の部屋で、ベッドに横になっていた。 (あぁ~!)  手足をじたばたしても、何も始まらない。  ちらっと机に目線を移すと、開いた参考書と書きかけのノートが。 「はぁ~」  とりあえず勉強に打ち込むかと、ベッドから降りた。 「あっ、買い物忘れてた!」  と大慌てで財布を探し、中を見る。 「有ったぁ。明日行こう!」  目的の物は、桜林の停留所から少し歩いたところにある市内最大の敷地面積を持つ百円ショップに置いてある。 「明日、運転手さんに会えるかも」  そう願うと、再び勉強を始める。
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