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ガラガラガラ
ユイは、元会議室（今は、使わない机などを置く、荷物置き場）の扉を開けると、大きな声を上げて、ノドカ！と名前を叫んだ。
その声に反応して、窓際で本に眼を落としていた、その名前の主、ノドカはそっと頭を上げ、その視線をユイに向ける。
「奴らが来たの！いくわよ、ノドカ！」
ノドカは、ユイの緊迫した声に、今の状況を悟ったのか、コクリと頷いた。そしてその後で、ゆっくりと口を開く。
そう、彼女達は何を隠そう、世界の平和をたったふたりで悪の組織から守るプリティーでキュアキュアな美少女戦士……
「何が？」
ではなさそうだ。どうやらさっきの頷きは、なんか盛り上がってるし、とりあえずシリアスっとくか、的な頷きだった様である。
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