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そんな訳で今日もふたりはだべるためにここに集合したのである。さて、今日は一体何について彼女達はかたるのだろうか。そして彼女達はその先に何を見つけるのだろうか。この後の展開に……
「おい」
ユイは不意に上に向かって叫んだ。しかしそこにはただ夕日に染まった朱色の天井が広がるばかりである。
しかし、それでも彼女はその天井をじっと睨み付ける。一体彼女はそこに何を見つけたの……
「おい、そこのお前」
……なんだか呼ばれてる気がするけど。違うよね。多分、というか絶対違うよね。
「いや、お前だから」
……僕?
「そうだよ、お前だよ」
聞こえるはずのない声でも聞こえるかのように、彼女は天井に語りかける。
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