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こうして30分以上リムジンに乗せられた。
景色は建物、木、木、建物、木、木という感じで木が多かった。
木というより森といった方が正しいかもしれない。
これは早く場所把握しないとなと感じた瞬間でもあった。
ヨウはというと、
車内だから誰もみていないと感じたのか親父と楽しく雑談を繰り広げていた。
俺は窓の景色を眺めて時々二人の会話を盗み聞きしていた。
まぁどうでもいい話ばかりだったから気にする必要もない。
30分もリムジンに乗った後はエレベーターに乗った。
「この棟は理事長室と生徒会室しかないんだよ。この特別なカードキーがないと入れないんだ。ホントは生徒会に案内させる予定だったんだけどね。入学式準備に追われてたから僕が迎えに来たんだ」
エレベーター内でそう説明された。
てかこの棟理事長室と生徒会室しかないなんて親父の祖父の顔が見てぇよ。
作ったのそいつだろ。てか広く作りすぎてんだよ。絶対迷うぜ?ヨウとか迷子になりそうだ。
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