6人が本棚に入れています
本棚に追加
不良B「いってぇ~な~…あぁ~本当にいてぇ~…」
不良D「どれどれ見せてみな…。あー…こいつは骨が折れてるな~。これは慰謝料も追加だな…」
勇斗「ふ~ん…。華奢なんだな…」
不良B「そう、身体弱いのよぉ~…。さて慰謝料も払ってもらおうか。無いならママにでもお願いして明日でも構わんぜ」
顔を見合わせながら笑う2人に近付き、無言で赤髪の男の右腕を掴む。
不良B「あん?何だおまっ!いっ?!いつつつつっっっ!!!」
そのまま回り込み、強引に関節技を極める。
勇斗「うーん…大丈夫だ。骨折どころか打ち身1つ無いから安心しろ」
不良B「痛いっ!!イタタタッッ!!」
左肩を押さえながら前のめりになる。
不良D「テメェ!何してやがる!!」
隣に居た茶髪の男が仲間を助けようと襲い掛かってきた。
掴んでいた腕を離して軽く突き飛ばしながら1歩下がり、茶髪の男の攻撃を躱し、ついでに足出して引っ掻ける。
不良D「なっ?!がふっ!!」
勢いよく壁にぶつかりそのまま失神する。
不良B「コノヤローッ!」
すると今度は解放された赤髪の男が突進してくる。
勇斗「…せいっ!!」
顔面にくる拳を躱し、素早く懐に入り背負い投げ。
不良B「あがっ!」
そしてそのまま茶髪の男も失神した。
不良A「あん?なんだなんだ?」
不良C「おいおい、何だこりゃ?」
不良リーダー「ほぉ?こいつぁお前がやったのか?」
ようやく騒ぎに気付いたリーダー格と、その取り巻きが出てくる。
1人は黒髪の長髪で170cm前後、左耳に2個、右耳に3個のピアスをしていた。
もう1人はモヒカンぽい頭をした長身の男で、背丈で言えばリーダー格の鳥頭よりも高い。こちらも舌と耳にピアスが幾つか付いている。
勇斗「こいつらが突っ掛かって来たからついな」
不良C「ふ~ん…舐めたマネしてくれるじゃん」
モヒカンぽい頭の男が1歩前出てくる。
不良リーダー「まぁ落ち着け」
モヒカンぽい男の肩をポンポンと叩いて、俺のすぐ側までやって来る。俺の身長も高い方だが、この男は更にデカイ。
不良リーダー「今お前がノしたそいつらは、俺のダチなんだよ。この落とし前はどうするつもりだ?」
勇斗「落とし前ねぇ…んじゃ1つ」
不良リーダー「ほぉ?言ってみろ」
勇斗「お前は彼等を解放する…勿論巻き上げた金も返す事…」
不良リーダー「それでどうする?代わりにお前が立て替えてくれんのか?」
最初のコメントを投稿しよう!