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「ご注文は、何にしますか?」
店員の問いかけに、北山は「ココアで…」と可愛い声で答えた。
俺は暗い声で、「…コーヒー」と答える。
付き合って欲しいって…
こういうことだったのかよ!!
勘違いしてた自分に赤面する。
ここは、今高校生に人気の「ミルク・リッチ」というカフェ。
おしゃれな店内と、リーズナブルな価格が人気。
「…で、話って?」
「あのね、実は私…祐樹くんのことが好きなんだけど///」
照れながら言う君。
いや、知ってるけど。
面と向かって言われると、破壊力抜群だ。
「ああ…そうなんだ」
折れそうな心を頑張って支え、必死に優しさを演出する。
「ごめんね。こんなこと言われても迷惑だと思うんだけど・・・」
「その、良かったらこれから私の相談にのってくれない…かな?」
上目遣いでそう聞いてくる君は、可愛すぎて。
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