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?「利汰!利汰!」
今 思えば、暮らし始めの頃は わからないことだらけだったなぁ~
李夜なんて 1歳だったし… 洋介も最初は 泣きっぱなしだったし…
?「りぃたぁ?」
でも 楽しかったな。
パンッ!!
?「如月利汰!」
利「…!…あ」
利汰は いきなり 目の前で 手を叩かれ目をパチクリさせた。
?「“あ”じゃないわよ!朝からぼーっとして」
目の前で プンスカ怒こっているのは…
利「清水飛鳥」
飛「ちょっ!?なぜにフルネーム?」
利「別に…珍しいわね…飛鳥が同じ電車だなんて」
飛「まぁね」
飛鳥は鼻歌を歌い出した。
飛鳥は 利汰が心から信頼できる唯一の親友。
利汰が派羅尊だと知っている数少ない人物だ。
飛「にしても…なんでぼーっとアホ面してたのよ」
飛鳥は利汰の隣に座り、飴をなめ始めだした。
利「アホ面って…失礼な。」
“はい”っと飴を渡された
利「ありがと…思い出に浸ってたのよ」
飛鳥は一瞬目を細めた。
飛「洋介君達のこと?」
利汰は ハッとして飛鳥を見つめた。
そして 喋ろうとした時…
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