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「ふむ。許して…いや、どうでも良くなったような感じかのう?」
「まぁ、な。」
二人は笑い合いながら座った。
「で、俺はどうなる?死んだら赤ちゃんに生まれ変わるのか?」
「いや、お主には悪いがちと頼みがあるんじゃ。」
「なんだ?」
死んでいる俺に頼みと言われても何も思い浮かばない。
「実はじゃな…剣と魔法の世界にて、とある一人の女の子がいじめられておるのじゃが…。助けてあげて欲しいのじゃ。」
「いじめか。それは放っておけないが…神様ともあろうあんたがそんなたった一人の少女に気を掛けてていいのか?」
そう言うと神様、まがりなりにも神様が言った。
「だって可愛いんじゃもん。」
「ロリコンかよ(笑)」
もう神様とか言えねぇよ。ロリコンで十分だ。
つか、こいつが神でいいのか。
「んで、俺はどうすればいい?」
こほん、と。
間をあけるようにして神と名乗るロリコンが言った――。
「お前をその世界に送る。最っ高ーに最強で最凶な人外の人間として。」
ちょ、人外の人間て本当に人間なのか!?
「――では、送る。その世界の名はユミルという。知識云々に関しても全てわかるようにするから、あとは任せたぞ!健闘を祈る。ロリ万歳!」
「てめ、急に展開早すぎだ?!」
そして、ユミルへと俺は飛ばされた。
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