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俺は走った
グラウンドを走った
周りには無数の凶器が刺さっているが今はそんな事はどうでもいい
逃げないと―
――――コロサレル――――
後ろを振り返る、そこには黒く染まった人、いや、人の形をした『何か』が追い掛けてくる
その手には剣が握られていた
「うわっ!!」
余所見をしていたせいで、足が何かに躓いてコケる
「くそっ…」
立ち上がろうとするが、ずっと走っていたせいで、足が動かなくなる
そんなことは関係無く、『何か』は近付いて来て
「っ!!く、来るな!!」
必死で逃げようとするが、足は動かず
『何か』は、剣を振り上げる
「や、や、やめろぉぉぉ!!」
そして、剣は降り下ろされた…
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