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その日からずっと、僕は実咲だけを見てきた
実咲だけが僕の心を満たしてくれた
それは今も昔も変わらない
なのに今は、実咲と向き合うのが少し恐い
僕と実咲の間に出来てしまった距離を、嫌でも感じてしまうから
それでも僕は実咲の傍にいて、実咲の笑った顔を見ていたい
その為なら、何を犠牲にしたってかまわない
かまわないんだ・・・・
僕はもう一度外を眺めた
子供達の姿は消えて、どこか寂しい風が静かに通り過ぎていった
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