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ピリリリ！ピリリリ！
静まる寝室に電話が鳴り響く
僕は息を整えながら、携帯を手に取った
ピッ
「…もしもし」
「あっ巴くん？菜々子だけど、今日何か用事ある？」
「いえ…実咲の所に行こうかと思ってます」
「本当？じゃあ実咲の事で頼みごとがあるんだけどいいかな？」
「いいですよ」
菜々子の頼みごとというのは、実咲の歯みがき粉やタオルなどの生活用品のおつかいだった
僕は頼まれたものをメモし、電話を切った
携帯の画面を見ると、メールが一通届いていた
送り主は…心だった
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