プロローグ

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そこにはかつて大都市があった場所 そこはかつて機械と人間が初めて一緒に暮らした場所 そこはかつて機械と人間が初めて戦った場所 そして新たな戦いが始まる場所 そこに降り立つは白髪の青年と黒髪の青年と三輪タイプのバイクが一台向かい合うように降り立った 白髪の青年がメガネを左手で直しながら口を開く。 「よく此処がわかりましたね。勇者の取り巻きの中でも落ちこぼれと呼ばれている、貴方が」 白髪の青年を睨みながら口を開く 「嗚呼、あんたに命を助けてもらいしばらく一緒に暮らした事がある俺だからこそこの場所がわかっちまったんだ。」 白髪の青年はメガネ越しから睨み付けるように口を開く 「へぇ♪ということは、私が君達に協力しだした辺りから君は私のことを疑っていた訳だ。」 黒髪の青年は白髪の青年を動きに気を付けながら口を開く 「あぁ、あんたがあの段階で協力を申し込んできた時点で違和感を感じたんだ。」白髪の青年が拍手をしながら口を開く 「成る程。だが、君のことを友である勇者は信じてはくれなかったようだね!」 「まあ、そうだろうな!何せ表舞台では、MAGの頂点である朱雀が今回の戦いを引き金を引いた黒幕として各国に伝わっちまったからな。今頃朱雀と戦っているとこだろうな!」 「クックッ、ワッハハそれで、貴方が私のところに戦いに来たんですか?あまり私を舐めないで下さい!」そう言葉を発すると同時に抗い難い圧力が押し寄せてきた。少しでも気を抜けば膝が震えてへたり込んでしまうかもしれない程の圧力。 この圧力の正体を青年は知っていた。それは殺気だ。 今ここで間違った返答ををすれば、間違いなく自分を殺すという意思が伝わってきた。
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