プロローグ

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「朱雀は倒して来たみたいですね。勇者の皆さん」 白髪の青年は、そう言葉を口にしながら後ろを振り向いた 金髪の美麗な青年が睨み付けるように口を開いた 「まさか、アイツが話していた事が本当だったとは、思わなかったよ」 「それは、何の冗談だ。君達の仲間が必死に集めた情報や訴えを何だと思っているんだ!」 白髪の青年は、怒気を強めながらも試すかのように先程戦った青年に向けた殺気の半分程度の殺気を込めてにらみ返した 睨み返された金髪の青年たちは、殺気に当てられ気絶するもの、両膝を地面につけ呼吸困難に陥るもの、片膝を地面につけ何とか睨み返すもの、何とか踏み留まり睨み返すもの等反応は、様々なものだった 殺気を当てられてもなんとか踏み留まっていた女性がプレッシャーをはね除けるように口を開いた 「MAGの四天王でありながら私達に協力し、私達を鍛え上げてくれた、貴方を疑うことなんて出来るわけないじゃない!」 白髪の青年は少し驚いた表情をしながら口を開いた 「だが、君達の仲間であった青年からの忠告は、あったはずだろう」
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