第一章 第一節『天使の憂鬱』

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「ベール様。私、クリスティアを地上へ送るのですね?」 緑色の髪をした天使の少女が、一際輝く金色の髪をもった天使に言う。 「ごめんなさい、クリスティア…神の宣告だからと言って…」 「いいんです。ベール様。これも天使の宿命ですから」 「ごめんなさい…」 ベールは再び謝った。 「行ってきます」
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