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そして
帰り道
偶然
その子と会った
横には
想像してた通り
可愛い子がいた
(やっぱり高嶺の花
最初から決まってた
落ち着け
知らん顔で走って
大好きなあの場所へ
行こう)
心臓が飛び出しそう
なくらい緊張してる
アキはいつも
いいこと
嫌なことがあると
昔よく遊んだ神社の
境内へ行く
そこは少し高い場所にあって人
車の流れ
空が夕焼けに赤く染まる景色
一人で何時間も眺めている
昔は秘密基地で遊んだ場所も
大人になったら
夢中になることをみつけたら
誰も来なくなる
寂しさを知った場所
一人で泣いた
わかっていても
やっぱり辛かった
憧れと初恋は
あっさり散った
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