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すっかり日も来れ、 寒くなってきて 「寒いね」 という私。 「ちょっとこっち来てみ?」 言われて 少しだけためらいがちに 雲野へ近づく。 「目つぶって、手出して」 なにかカサカサいうものが 手に乗っかって、 目を開けると私の好きな ミルクの飴玉。 嬉しくて。 おいしくて。 思えば このときから 雲野のこと 好きだなぁって 思ったのかもしれない。
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