prologue

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人を本気で 愛したことがなかった。 愛なんて そんな立派なことじゃない。 好きにさえなったことが なかったんだから。 好きだと思ったことはあるけど それは日がたつと消えてしまって まるで夢だったかのようで 悲しい気持ちだけが残った。 この人なら好きになれる! そう思ったって一瞬で 好きだ好きだの思い込み。 ふってふられて傷つきあって 最後に残るものは 悲しみだけなら もう恋なんてしたくないと 思ってた。 そう、君にに出会うまでは 感情のかけらも 無かったんだから。 あの日君を見つけたとき とても綺麗だと思ったの。 好きかなぁ? ってまた思ちゃったんだよね。
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