skyblue

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で、だ。
知る人ぞ知るはずなのに
何でここにいるのか、こいつは。

そして、なぜか
雲野が寝転がっているので、
私は膝を抱え込むようにして座っている。

なんか、複雑だ。

雲野は私の友達のナツと付き合っていて、私はナツから雲野とののろけ話を聞いていた。
ナツは私と特別なかが良いわけでもなく、悪いわけでもない。
ただナツはそういう類の話が好きなだけだ。

雲野とは中2の４月から
同じクラスになったばかりだが、
割とよく喋った。
しかし、雲野からは
ナツの話を聞くことはなかった。