第1話:あなた誰ですか?

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「おはよーう。」 そう言いながら、教室に入る。 「おはよう!」 声をかけてきたのは、クラスの倉嶋 秋香。なかなか男子からの人気も高い。 「おう!倉嶋!相変わらず元気そうだな!」 秋華はガッツポーズを決めて 「当たり前じゃん!学校は楽しまなきゃね!」 「はは、その考えわかんねーや...」 そう言うと、席へ向かった。 「よう!天才くん!」 「その呼び方すんなって!敬一!」 今声をかけてきたのは、光輝が小学校からの友達の木崎 敬一。光輝の親友のようなものだ。 「悪い!悪い!光輝(笑)」 顔の前で手を合わせて謝った。 「ところで、知ってるか?今日は転校生がくるんだぜ!しかも女子だってよ!」 「へー、そうなんだー。」 目を輝かせて言う敬一に興味が無さそうに言う光輝。 「なんだよー。その反応。もうちょい良い反応しろよなー。」 すねたように向こうを向いた。 「へへっ、さっきのお返しー!」 ピースサインをして言った。 そんなこんなで朝のホームルームが始まる。
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