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キーンコーンカーンコーン
ガラガラガラ
「はい、みんなおはよーう。」
この人が、光輝のクラスの担任、見た目は凄く美人だが怒ると鬼よりも怖いと評判の高須川 絢香先生である。みんなからは、絢香ちゃんと呼ばれている。
「今日は知ってるものもいると思うが、転校生が来ている。」
それを言った途端に、教室全体が騒がしくなる。
「静かに!じゃあ入ってー。」
ガラガラガラ
そこには、金髪で背も高くまるでモデルのような体型で顔も凄く良くまさに美女といった感じの子だった。
(へー、すげー美人じゃねぇか。)
光輝がそう思い、感心した。
「こんにちは。私は桐生。桐生 聖華です。よろしくお願いします。」
少し気が強そうな感じの子でもあった。
(桐生 聖華ねぇー。近よりがたい感じだな。)
光輝がそのようなことを考えていると、転校生が光輝の方へ歩きだした。
「久しぶりね。矢吹 光輝。」
光輝の目の前で腕を組んで仁王立ちでそう言った。
「は?」
光輝はいまいち分からないようで目が点になった。
「約8年ぶりの再会かしら。」
聖華はそんな光輝の気持ちを知るよしもなく、話を続けた。
「ちょ、ちょっと待て!あなた、誰ですか?」
光輝が話を遮り、そう言った。
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