作者なお丸の怪談～冬の陣

黒電話

学生は気味が悪いので、切りましたが、再び

ジリリリン、ジリリリン、ジリリリン

と、黒電話の着信音が鳴り出したのです。

学生は再び切りました。

そして暫くすると

【何ででないんだよ？】

と、メールが来ました。
そして、そのメールの送り主をみて、学生たちは震えあがりました。

そして、再び

ジリリリン、ジリリリン、ジリリリン

再び携帯から着信音が鳴り出したのです。

そして、その学生が電話に出ました。

「も、もしもし」

すると

【ひ、ひひひひひひひ!!ひひひひひひ!!】ブツ

突然、不気味な笑い声が聞こえ、切れました。

携帯からはツーツーツー

と聞こえるだけでした。

しかし、次の瞬間、携帯から

【二度と、こうゆう事はするんじゃねえ】

と、低く、この世の物とは思えない低い声がしたのです。

以後、学生たちは面白半分で心霊スポットには行かなくなったそうです。