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「にゃー。あれ、どうしたのかなー?」
と誰かが俺の肩を叩いてきた。
叩いたというよりかは、この人の場合は小突いたに分類される。
この人という表現を使ったのは、もうすでに誰かがわかっているということだ。
「神流木さん、おはようございます。」
「はいにゃー、おはようキリちゃん」
彼女の名前は神流木双葉先輩。
一つ上の先輩で2月生まれなので歳は同じだろう。
部活は野球。
彼女の話によると選手ではなくマネージャーらしい。
男子しか入れなかったのに、無理矢理入ろうとするから監督さんも観念したのか「もうマネージャーでいいからさ…」となったらしい。
ちなみに自称「プロマネージャー」らしい。
この人はもちろん人気者だ。
そりゃまず美人だからに決まってる。
長くサラサラで、つい撫でてしまいそうになる栗色の髪。
目はダイアモンドでも入っているのだろうと疑いたくなるような輝きを持っている。
そして性格も性格。
困っている人がいれば自分から勝手出るくらい優しいのはもちろん、誰とでも気軽に話せるフレンドリーな雰囲気な彼女は男女の双方からの信頼も厚いようだ。
つまり最高の女性像なのだ・・・・が世の中には完璧な人間など存在するはずもなく、彼女にも欠点がある。
これは欠点というのか、萌えポイントというのか。
欠点…それは
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