出会い

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私のクラスは3―2組。 (あのところを通らないと行けないのか…) と思うと、気が重くなると言うのは、3―2は生物室を横切らないと教室に辿り着けないという…。 あの、得体の知らない生き物の標本を見るだけで、びくびくしてしまう…。 ゆらゆらと動くカーテンも今見ると不気味だ…。 生物室を小走りで抜け 3―2まで一目散にはしりだした。 (はぁ…はぁ…) 3―2にたどり着いたのは良いが、息が上がってしまい、一歩も動けなくなった (小走り…なんて…しなければ…) その時だった カツ…カツ…と何かが此方に近づいて来る感じがした (だっ!誰よ!) 思わず叫んでしまった。 しかし、誰もいない。 ?(君って、無防備だよね) 声の方に振り向くと後ろから何者かに羽織い締めされた。 麗奈は怖くなったが護身術を思いだし咄嗟に体が動き走り出した。 (待ちやがれ!) 男はトランシーバーを使って私の跡を追跡してきた。
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