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基地に配備していたパレス軍は、俺達の車に容赦なく砲撃する。
ユーリヤは器用に砲撃を交わしながら、急降下する。
「一騎様!今でございます!」
俺は爆弾の発射ボタンを次々と押す。車の下が開き、爆弾が投下された。
赤い弾がパレス軍の頭上で爆発する。白い粉が飛び散りさっきまで敵意剥き出しだった兵士が、急にデレッとした顔になり、銃を放り出し地面にゴロゴロと転がった。
腹を上に向け、背中を左右にゴロゴロする様は、まるで猫が甘えてるようだ。
「まじでキモい」
「効果てきめんであったな。ネット噴射で、一網打尽にするのだ」
次に車から飛び出したのは、金網。気持ちよさそうにじゃれあっている兵士を、金網で包囲する。
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