猫耳少女が誘拐されました。

8/14
前へ
/228ページ
次へ
基地に配備していたパレス軍は、俺達の車に容赦なく砲撃する。 ユーリヤは器用に砲撃を交わしながら、急降下する。 「一騎様!今でございます!」 俺は爆弾の発射ボタンを次々と押す。車の下が開き、爆弾が投下された。 赤い弾がパレス軍の頭上で爆発する。白い粉が飛び散りさっきまで敵意剥き出しだった兵士が、急にデレッとした顔になり、銃を放り出し地面にゴロゴロと転がった。 腹を上に向け、背中を左右にゴロゴロする様は、まるで猫が甘えてるようだ。 「まじでキモい」 「効果てきめんであったな。ネット噴射で、一網打尽にするのだ」 次に車から飛び出したのは、金網。気持ちよさそうにじゃれあっている兵士を、金網で包囲する。
/228ページ

最初のコメントを投稿しよう!

325人が本棚に入れています
本棚に追加