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「ご主人様!今よ!」
今??
「一騎様!撃てー!」
俺は銃を構え、パレス曹長に連射した。パレス曹長とパフィは白い煙に包まれる。煙の中から軟体動物と化したパレス曹長の姿が現れた。クネクネと体をくねらせ、流し目で俺を見つめる。
まじ、キモいから。
パフィはというと、すでに立てない状態だ。
「パフィ!パフィ!大丈夫か!?」
「快…感…」
「はぁ??」
パフィはペロペロと俺の頬を舐めた。
「マタタビがかなり強烈に効いたみたいですな。一騎様、パレス軍は牢獄に捕らえ、反逆者として処罰致します。一騎様は姫様とともに、宮殿にお戻り下さい」
「ユーリヤ、俺も手伝うよ」
「奴等を捕らえるは、もはや赤子を捕らえるも同じ。ワタクシ1人で十分でございます。姫様の醜態、これ以上見ておられませぬ」
確かに…。
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