猫耳少女が誘拐されました。

11/14
前へ
/228ページ
次へ
「ご主人様!今よ!」 今?? 「一騎様!撃てー!」 俺は銃を構え、パレス曹長に連射した。パレス曹長とパフィは白い煙に包まれる。煙の中から軟体動物と化したパレス曹長の姿が現れた。クネクネと体をくねらせ、流し目で俺を見つめる。 まじ、キモいから。 パフィはというと、すでに立てない状態だ。 「パフィ!パフィ!大丈夫か!?」 「快…感…」 「はぁ??」 パフィはペロペロと俺の頬を舐めた。 「マタタビがかなり強烈に効いたみたいですな。一騎様、パレス軍は牢獄に捕らえ、反逆者として処罰致します。一騎様は姫様とともに、宮殿にお戻り下さい」 「ユーリヤ、俺も手伝うよ」 「奴等を捕らえるは、もはや赤子を捕らえるも同じ。ワタクシ1人で十分でございます。姫様の醜態、これ以上見ておられませぬ」 確かに…。
/228ページ

最初のコメントを投稿しよう!

325人が本棚に入れています
本棚に追加