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「パフィ…?正気なの?」
「ワタシはこの星の姫、あらゆる兵器に備え、回避する手段は心得ております」
パフィは両手で顔を摘まむ。ピリピリと音がし、皮膚が剥がれた。
「ぎゃっ!?顔の皮がー!?」
「これは、皮膚ではありません。コンパクト防毒マスク。敵にマスク着用を気付かせず、敵を欺くために作られたもの。マタタビやウィルス兵器を防げる優れものです。パックする要領で顔面に貼り付けるだけだけどね。目も鼻も口も守れるの。ニャンタル星人は空気を体に備蓄出来るから、少しの間呼吸しなくても平気なんだよ」
簡単防毒マスク!?
てことは、今まで俺に抱き着いていたのは…演技!?
「パフィ、俺を騙したのか」
「うふっ、ちょっと甘えてみたかったの。ご主人様、このカラダ、パレスには触れさせてないから安心して」
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