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「本当に?」
「ワタシに触れていいのは、ご主人様だけ」
チュッと頬にキスをされ、思わずパフィを抱き締めた。
――宮殿に戻った俺達は、すぐに国王と王妃に逢うために、大広間に向かった。
パフィの無事を喜び、王妃は涙を流した。だけど国王の怒りはおさまらず、国王がパレス軍に下した処罰は、『牢獄に閉じ込めたままこの星に置き去りにする』ということ。
この星に置き去りされてしまったら、パレス軍はこの星とともに宇宙空間で消滅してしまう。
本当にそれでいいのか?
俺はその処罰をとても重く感じていた。
その後、地球への移住計画は着々と進み、俺達と魔術の使える者は地球へと出発した。
俺が地球を旅立ち、すでに地球時間で半年が経とうとしていた。
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