猫耳少女と逢いに行きました。

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「俺が寝てる間に?ほかに…何かした?」 「んふっ、ヒミツ」 「秘密?パフィ何したんだよ」 「チューしただけです。ご主人様、早くワタシ達の愛のお城に行きましょう」 愛のお城か…。 ボロアパートだけど、我慢しよう。 俺達の部屋は二階。 カンカンと鉄の階段を上り、鍵を差し込む。 室内に入ると、全て赤で統一。カーテンもシングルベッドも、冷蔵庫も洗濯機も真っ赤だ。 「パフィ、やり過ぎだよ」 「赤はニャンタル星の象徴。幸せをもたらす色なの」 ニャンタル星か… だったら仕方ないな。 「ダメですか?」 「いいよ」
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